解体トラブルで賠償!? 着工前の「境界」確認【第4回】 - 【岡山エリアの不動産売却】さんぜろ不動産

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解体トラブルで賠償!? 着工前の「境界」確認【第4回】

皆さん、こんにちは。
岡山で不動産の売却をサポートする、さんぜろ不動産の宅地建物取引士、日下(くさか)です。

【連載 第4回】
前回の記事では、解体業者の選び方と見積書の見方についてお伝えしました。
信頼できる業者も見つかり、見積もり内容にも納得。「よし、この業者にお願いしよう(発注しよう)!」…となる前に、絶対にやっておくべき「事前準備」があります。

「業者に任せておけば、全部やってくれるんでしょ?」
「面倒だから、工事が始まってから考えればいいや」

ちょっと待ってください。その油断が、取り返しのつかないトラブルを招く可能性があります。
実は、解体工事のトラブルの多くは、工事そのものではなく「事前の確認不足」が原因で起きています。

今回は、工事当日に慌てないため、そして売却をスムーズに進めるために、施主様が必ず確認すべき「5つのチェックリスト」を解説します。

💡 この記事でわかること(クリックで移動)

⚠️ 実は、事前確認を怠ると、こんなトラブルが発生します

  • ❌ 境界線を越えて隣の塀を壊してしまい、300万円の損害賠償請求
  • ❌ 解体直前にアスベストが見つかり、工期が2ヶ月遅れて売却が白紙に
  • ❌ 電気・ガスを止め忘れて事故発生、水道を止めてしまい工事中断

しかし、この記事で解説する「5つのポイント」さえ押さえれば、これらのリスクはすべてゼロにできます。

📺 YouTube:不動産攻略チャンネル

現在、記事の内容をより分かりやすく解説する番組を制作中です。実際のトラブル事例なども公開予定。
👉 動画で見る(プレイリストはこちら)

※今のうちにチャンネル登録をお願いします

📖 この記事はシリーズ【第4回】です

回数タイトルこの回のゴール
第1回解体か放置か?損しない判断基準と税金解体の判断基準を理解し、放置リスクを知る
第2回解体前の片付け「捨てるな」!不用品処分の鉄則片付けの壁を乗り越え、親族全員が納得する準備を整える
第3回解体費用の相場と罠!安すぎる業者の見抜き方適正価格を知り、悪徳業者を避ける
第4回(👈 今回)解体トラブルで賠償!? 着工前の「境界」確認トラブルを防ぐチェックリストを確認する
第5回解体後の整地で売値激変!真砂土と地中の罠物件価値を最大化し売却へ

⏮ 前回のおさらい

第3回では、「解体業者の選び方と見積書の見方」について解説しました。見積書が契約書の代わりになるため、備考欄や現地調査の有無が重要だとお伝えしました。
今回は、良い業者を選んだ後に、あなたがやるべき「最後の一仕事」についてです。


1. あなたはどのタイプ?「準備状況チェック診断」

第4回を読む前に、あなたの準備状況を確認してください。

Q1. 土地の境界線(杭)は明確ですか?
A) 測量図があり、杭も確認できた
B) なんとなく分かるが、杭が見当たらない場所がある
C) 全く分からない、または隣地と揉めている

Q2. 電気・ガス・水道の手配はどうする予定ですか?
A) 全て停止の手続きをした
B) これから手続きする予定
C) 業者にお任せするつもりだ

Q3. アスベスト調査は済みましたか?
A) 調査済み、または見積もりに含まれている
B) まだしていない(古い家だから心配)
C) 木造だから関係ないと思っている

【診断結果】

■ タイプA「準備万端な人」

(境界明確+手続き理解済み)
素晴らしいです。ほぼ完璧ですが、唯一の落とし穴である「水道の停止」についてだけ、この記事で再確認してください。

👉 次の一歩: 「水道だけは止めてはいけない理由」を確認
👉 推奨行動: 解体業者と最終スケジュールの共有

■ タイプB「うっかりミス予備軍」

(杭不明+アスベスト未確認)
危険です。特に「境界杭」がないまま解体を始めると、隣地トラブルに発展します。また、アスベストは法律で調査が義務化されています。

👉 次の一歩: 「境界確定」と「アスベスト」の項目を熟読
👉 推奨行動: 土地家屋調査士への相談、またはさんぜろ不動産へ連絡

■ タイプC「トラブル発生寸前の人」

(丸投げ+知識不足)
非常に危険な状態です。「木造だからアスベストはない」等の思い込みは捨ててください。今すぐ専門家のサポートが必要です。

👉 次の一歩: 記事末尾の「チェックシート」を活用する
👉 推奨行動: 工事着工を一旦止め、さんぜろ不動産の無料診断を受ける

2. 解体前に絶対確認すべき5つのチェックリスト

解体工事をスムーズに進め、その後の売却を成功させるために、以下の5項目を必ず確認してください。

【確認項目①】境界線の確定(測量)

リスク:隣地を誤って解体し、損害賠償請求(事例:300万円)

境界線(筆界)が曖昧なまま解体工事を始めると、重機が隣地に侵入したり、お隣のブロック塀を誤って壊してしまうリスクがあります。
また、売却時には「境界が確定していること(確定測量図があること)」が条件になるケースがほとんどです。

✅ やるべきこと:

  1. 資料確認:「地積測量図」や「確定測量図」があるか探す。
  2. 現地確認:図面通りに「境界杭(コンクリート杭やプレート)」があるか確認する。
  3. 専門家へ依頼:杭がない、または隣地と揉めている場合は、解体前に「土地家屋調査士」に依頼して測量を行う。

※費用目安:現況測量 20〜40万円 / 確定測量 40〜80万円(期間1〜2ヶ月)

【確認項目②】アスベスト(石綿)調査

リスク:工事中断、追加費用80万円、健康被害

2006年以前に建てられた建物には、発がん性のあるアスベストが含まれている可能性があります。 2023年10月より、解体工事前の「有資格者による事前調査」が完全義務化されました。

✅ やるべきこと:

  • 解体業者(または専門業者)に事前調査を依頼する。
  • 見積もりに「アスベスト調査費」が含まれているか確認する(目安:3〜10万円)。
  • もし発見された場合、除去費用(目安:30〜200万円以上)が追加になることを覚悟しておく。

【確認項目③】地中埋設物の有無(井戸・浄化槽)

リスク:売却後の契約不適合責任(損害賠償)

解体後の土地から、昔の瓦礫、古井戸、使用していない浄化槽などが出てくることがあります。
これらを放置して売却すると、後から買主に「瑕疵(欠陥)」として訴えられる可能性があります。

✅ やるべきこと:

  • 自分たちの記憶:「昔ここに井戸があった」「浄化槽は埋めたまま」などの情報を業者に伝える。
  • 試掘調査:解体業者に依頼し、地中を掘り返して確認してもらう。
  • 井戸の処理:もし井戸があれば、「息抜き(お祓い)」をしてから適切に埋め戻す。

【確認項目④】ライフラインの停止・撤去

リスク:事故発生、工事中断

電気・ガス・水道・電話・インターネットなどの停止手続きが必要です。
特に注意が必要なのが「水道」です。

⚠️ 【最重要】水道だけは止めないでください!

解体工事では、粉塵(ホコリ)が舞うのを防ぐために水を撒きながら作業します。
そのため、「電気・ガス・電話」は停止・撤去しますが、「水道」だけは使える状態にしておく必要があります。

誤って水道を止めてしまうと、散水車を手配する費用(数万円)が余計にかかってしまいます。

【確認項目⑤】近隣挨拶

リスク:騒音クレーム、工事中止、損害賠償

解体工事は、どうしても「騒音・振動・ホコリ」が発生します。事前の挨拶がないと、近隣住民の感情を逆なでし、大きなトラブルに発展します。

✅ やるべきこと:

  • タイミング:工事の1週間〜10日前。
  • 範囲:「両隣」「向かい3軒」「裏3軒」の計8軒が基本。
  • 手土産:500円〜1,000円程度の粗品(洗剤やタオルなど)を持参。
  • 伝えること:工期、作業時間、業者の連絡先。

さんぜろ不動産経由の場合、業者に挨拶回りをお願いしますのでご安心ください。

3. 解体・売却を誰に頼む?「分離発注」vs「ワンストップ」

🏚️ 自分で行う(分離発注)

コスト:安く見えるがリスク大

  • ✅ 自分で業者を探す手間がかかる
  • ❌ 境界確認や近隣挨拶の不備が出やすい
  • ❌ ライフラインの手配ミスが起きがち
  • ⚠️ トラブル時は自己責任

👑 プロに任せる(ワンストップ) ★おすすめ

コスト:安心料込み(実質お得)

  • ✅ さんぜろ不動産が一括管理
  • ✅ 測量・挨拶・各種手配を代行
  • ✅ 売却を見据えた境界確認を徹底
  • ✅ 万が一のトラブルも対応

📌 特徴:手間ゼロ・リスクゼロで売却へ直結。

4. 「最低限プラン」vs「理想プラン」―目的別の行動指針

あなたのゴールは「ただ壊すこと」ですか?それとも「トラブルなく高く売ること」ですか?

プラン内容結果(メリット・デメリット)
最低限プラン
(安さ重視)
・挨拶はタオル1本
・境界確認なし(現況のまま)
・水道だけ止めてしまう
費用は数万円浮くかもしれないが、隣地トラブルで工事が止まり、売却時に境界紛争で値引きされるリスク大。
理想プラン
(売却重視)
・丁寧な挨拶回り
境界確定測量の実施
・ライフラインの適切な処理
初期費用はかかるが、トラブルなく工事が完了し、「境界確定済み物件」として高く早く売れる

5. 【県外在住の方へ】オンライン + 現地代行サポート

さんぜろ不動産では、県外在住の相続人向けに、「オンライン+現地代行」のハイブリッドサポートを提供しています。

  • 📞 初回相談: Zoomや電話で実施
  • 📸 現地報告: 測量や近隣挨拶の様子を写真・動画で報告
  • 🤝 立ち会い代行: 面倒な「境界確認」や「挨拶回り」をスタッフが代行

6. よくある質問(FAQ)

Q1. 境界杭が見当たりません。必ず測量しないといけませんか?
A. 解体「だけ」なら必須ではありませんが、「売却」するなら必須です。
今のうちに測量しておけば、解体時に誤って越境するリスクも防げますし、売却もスムーズに進みます。解体とセットで進めることを強くお勧めします。

Q2. 近隣挨拶は、どこまで行けばいいですか?
A. 基本は「向こう三軒両隣+裏」の計8軒です。
さらに、工事車両が通る道路沿いの家や、自治会長さんにも挨拶しておくと、クレームを未然に防ぎやすくなります。

Q3. 水道を止めてしまいました。どうすればいいですか?
A. すぐに水道局に連絡して「開栓」の手続きをしてください。
工事当日に水が出ないと、散水車(給水車)を手配することになり、数万円の追加費用がかかってしまいます。

Q4. アスベスト調査は、築何年の家から対象ですか?
A. 解体するすべての建物が対象です。
ただし、2006年(平成18年)9月以降に着工された建物は、設計図書等での確認だけで済む場合があります。それ以前の建物は、原則として現地調査が必要です。

Q5. 県外に住んでいて、挨拶回りに行けません。
A. さんぜろ不動産にお任せください。
遠方のお客様に代わり、私たちが責任を持って近隣への挨拶回りや説明を行います。ZoomやLINEでの報告も可能です。

7. 【保存版】解体前トラブル防止チェックシート

📋 解体前の最終確認リスト

※スクリーンショットまたは印刷してご活用ください

  • ① 境界の確認: 杭はあるか?ない場合は測量の手配をしたか?
  • ② アスベスト: 事前調査は済みか?見積もりに費用は入っているか?
  • ③ 地中埋設物: 井戸や浄化槽の記憶を業者に伝えたか?
  • ④ ライフライン: 電気・ガスは停止し、水道は残したか?
  • ⑤ 近隣挨拶: 向こう三軒両隣+裏の家へ、手土産を持って挨拶したか?

8. まとめ

この記事では、以下の5点を解説しました。

  • ✅ 境界線の確定: 損害賠償や売却トラブルを防ぐ最重要項目
  • ✅ アスベスト調査: 2023年から義務化。事前確認で工期遅れを防ぐ
  • ✅ 地中埋設物: 試掘調査で契約不適合責任を回避
  • ✅ ライフライン: 水道は止めない!電気・ガスは確実に停止
  • ✅ 近隣挨拶: 半径8軒+αへの配慮が、円満な工事の鍵

ここまで準備ができれば、いよいよ解体工事のスタートです。
しかし、工事が終わって更地になった後、意外と見落としがちなのが「地中埋設物」の最終確認と、売れる土地にするための「整地(仕上げ)」です。

次回は、シリーズ最終回。「更地の価値を最大化する、地中埋設物処理と整地の極意」について解説します。

▼ 次の記事を読む
【第5回】解体後の整地で売値激変!真砂土と地中の罠 ➡

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  • トラブルゼロの事前準備: 境界確認から近隣挨拶まで、面倒な手続きをプロが完全サポート
  • 法的手続きの代行: アスベスト調査や滅失登記など、複雑な法律関係もワンストップで対応
  • 売却まで見据えた解体: 「壊す」だけでなく「高く売る」ための戦略的な解体を提案

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