解体か放置か?損しない判断基準と税金【第1回】 - 【岡山エリアの不動産売却】さんぜろ不動産

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解体か放置か?損しない判断基準と税金【第1回】

皆さん、こんにちは。
岡山で不動産の売却をサポートする、さんぜろ不動産の宅地建物取引士、日下(くさか)です。

【連載 第1回】
「実家が空き家になって数年…そろそろ解体すべき?」
「でも、壊すと固定資産税が上がると聞いたし、なかなか決断できない」

そのようにお悩みではありませんか?
空き家の放置は、所有者にとってリスク以外の何物でもありません。しかし、タイミングを間違えると税金面で損をしてしまうのも事実です。

この連載では、「失敗しない建物解体と不動産売却」をテーマに、全5回にわたってプロが徹底解説します。

記念すべき第1回は、すべての出発点となる「解体すべきかどうかの判断基準」と「空き家を放置する6つのリスク」について詳しくお伝えします。

解体

💡 この記事でわかること(クリックで移動)

⚠️ 解体の判断を誤ると、こんな問題が発生します

  • ❌ 解体後に地中埋設物が発見され、買主から100万円以上の損害賠償請求
  • ❌ 放置した結果、固定資産税が6倍に増額(年間8万円→48万円)
  • ❌ 5年間放置で、合計445万円の損失(土地評価下落+維持費+解体費増加)

しかし、正しい判断と手順を踏めば、これらのリスクはすべて回避できます。

📺 YouTube:不動産攻略チャンネル

現在、記事の内容をより分かりやすく解説する番組を制作中です。ここでは書けない裏話なども公開予定。
👉 動画で見る(プレイリストはこちら)

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📖 この記事はシリーズ【第1回】です

回数タイトルこの回のゴール
第1回(👈 今回)解体か放置か?損しない判断基準と税金解体の判断基準を理解し、放置リスクを知る
第2回解体前の片付け「捨てるな」!不用品処分の鉄則片付けの壁を乗り越え、親族全員が納得する準備を整える
第3回解体費用の相場と罠!安すぎる業者の見抜き方適正価格を知り、悪徳業者を避ける
第4回解体トラブルで賠償!? 着工前の「境界」確認トラブルを防ぐチェックリストを確認する
第5回解体後の整地で売値激変!真砂土と地中の罠物件価値を最大化し売却へ

建物の解体・売却は「モノとココロの整理」から始まる

建物の解体や不動産の売却がなかなか進まない理由は、表面的には「時間がない」「費用が心配」ですが、その根底には2つの大きな壁があります。

①「見た目」の壁 ― 現実的な障害

古い家具、大量の荷物、庭の雑草、朽ちた塀…。「このままでは売れない」と感じても、片付ける気力が湧かない。どこから手をつければ良いのか、誰に頼めば良いのか、分からない。

実は、この「見た目」の問題を放置すると、以下のようなリスクが発生します。

  • ❌ 内覧時に買主が「汚い」「管理されていない」と感じ、購入意欲が急低下
  • ❌ 不用品の中にカビ・悪臭・害虫が発生し、建物の劣化が加速
  • ❌ 買主から「不用品の処分費用」として50万円〜100万円の値引き要求

さんぜろ不動産では、提携の遺品整理業者・買取業者を紹介し、「買取金額が処分費用を上回る(実質プラス)」ケースも実現しています。

②「気持ち」の壁 ― 心理的な抵抗

親が暮らした家を壊すことへの罪悪感。「親が大切にしていた家を、自分の判断で壊して良いのだろうか」という迷い。
また、兄弟姉妹や親族の意見の違いも大きな壁です(長男は残したい、次男は現金化したい等)。

さんぜろ不動産では、この「モノとココロの整理」を最初のステップとして重視しています。私たちは単なる不動産屋ではなく、「あなたの伴走者」として、後悔しない売却への道筋を一緒に考えます。


1. あなたはどのタイプ?「3つの行動パターン診断」

第1回を読む前に、あなたの現在の状況を確認してください。

Q1. 相続してからどれくらい経ちましたか?
A) 1年以内
B) 1〜3年
C) 3年以上

Q2. 現在、建物は空き家ですか?
A) 空き家(誰も住んでいない)
B) たまに管理に行っている
C) 完全に放置している

Q3. 売却の意思はありますか?
A) すぐに売りたい
B) いずれは売りたい
C) まだ決めていない

【診断結果】

■ タイプA「今すぐ行動すべき人」

(相続1年以内 + 売却意思が明確)
この段階のあなたは、すでに「売却する」という決断をされています。次に必要なのは、具体的な行動計画です。

👉 次の一歩: 第2回「不用品処分と親族トラブル回避」に進む
👉 推奨行動: 無料相談で具体的なスケジュールを組む

■ タイプB「情報収集中の人」

(相続1〜3年 + 検討中)
「売るべきか、残すべきか」まだ迷っている段階ですね。このシリーズを全5回読むことで、判断に必要な情報がすべて揃います。焦らず、じっくり検討してください。

👉 次の一歩: 下記の「解体判断基準」を確認
👉 推奨行動: 無料診断チェックリストで現状把握

■ タイプC「放置リスクが高い人」

(相続3年以上 + 完全放置)
正直に申し上げると、この状態はかなりリスクが高いです。特定空家に指定される前に、現状を把握しましょう。

👉 次の一歩: 今すぐ「放置リスク6選」を確認
👉 推奨行動: 緊急度診断(無料)を受ける

2. 解体すべきか、残すべきか? 「3つの判断基準」

解体の判断は、感情だけでも数字だけでも決められません。
特に以下の3つのケースでは、解体を前向きに検討すべきです。

【パターンA】1981年5月31日以前の建物(旧耐震基準)

→ ⚠️ 解体を強く推奨

旧耐震基準の建物は大地震で倒壊リスクが高く、買主にとって「住宅ローンが組みにくい(融資が降りない)」「地震保険料が2倍以上」といったデメリットしかありません。

古家付きで売ろうとすると、買主から「建物を壊す費用200万円を引いて、その分安く売ってください」と交渉されます。
しかし、売主が事前に解体して更地にすれば、新築を建てたい買主が現れ、早期・高値売却が実現します。

【実例】岡山市北区のDさん(55歳・東京在住)
旧耐震の木造住宅を解体後に売却。

  • 解体費用180万円を支出したが、売却価格が380万円上昇。
  • 結果: 手取り額は+200万円になり、売却期間も6ヶ月→1ヶ月に短縮。

【パターンB】1982年〜1999年の建物(新耐震だが築年数経過)

→ ⚠️ 解体を推奨

木造住宅の法定耐用年数は22年です。築25年を超えると、建物の市場価値はほぼゼロとみなされます。
残したまま売却すると、買主は「リフォーム費用300万円〜600万円」を見込んで大幅な値引きを要求します。事前に解体すれば、その値引き交渉を回避できます。

【実例】岡山市南区のEさん(58歳・大阪在住)
築32年の木造住宅を解体後に売却。

  • 解体費用120万円を支出したが、売却価格が270万円上昇。
  • 結果: 手取り額は+150万円にアップ。

【パターンC】2000年以降の建物(新耐震+築浅)

→ ✅ 古家付き土地として売却可能

現行の耐震基準を満たしており、リフォーム費用も比較的低く抑えられます。
ただし、立地の需要を確認してください。
好立地(駅近など)の場合、古い平屋があるよりも「更地」にしたほうが、新築希望者が殺到し、高く売れるケースがあります。

3. 古い家・空き家を放置する「6つの深刻なリスク」

「解体費用がもったいない」「いつか売れるだろう」と放置すると、以下のようなリスクが発生します。

  • リスク①:固定資産税が最大6倍に増額
    「特定空家」に指定されると、住宅用地特例が外れ、税額が跳ね上がります(例:年間8万円 → 48万円)。
  • リスク②:放火・失火で数千万円の賠償
    空き家からの出火で隣家に延焼した場合、所有者に賠償責任が発生します(過去に約2,300万円の賠償命令事例あり)。
  • リスク③:倒壊・崩落による責任
    通行人にケガをさせた場合、民事・刑事責任(5年以下の懲役など)が問われます。
  • リスク④:土地評価額の下落
    5年放置すると、土地のイメージ悪化により約200万円の価値下落リスクがあります。
  • リスク⑤:解体費用の増加
    シロアリや腐食が進むと、倒壊の危険があるため慎重な作業が必要になり、費用が約50万円増加します。
  • リスク⑥:維持費の累積
    草刈り、税金、保険などで、5年間で約100万円の出費になります。

【5年間放置の合計損失例:445万円】

土地評価額の下落-200万円
維持費の累積-100万円
解体費用の増加-50万円
特定空家の追加課税など-95万円
合計損失-445万円

4. 「最低限プラン」vs「理想プラン」―予算・時間別の指針

「まずは何から始めればいいの?」という疑問に、2つのプランで答えます。

📉 最低限プラン

予算例:約45万円(期間:約1ヶ月)

  • ✅ 境界確定(測量)・アスベスト調査
  • ✅ 解体業者の相見積もり取得
  • ✅ 荷物の整理(自分で行う)
  • ❌ 地中埋設物調査なし

📌 特徴:義務を果たし、トラブルを回避。

👑 理想プラン ★おすすめ

予算例:約310万円(期間:2〜3ヶ月)

  • ✅ 地中埋設物の試掘調査
  • ✅ 解体工事 + 真砂土整地
  • ✅ 完全な更地渡し
  • ✅ 測量・滅失登記まで完結

📌 特徴:売却トラブルゼロ。価値を最大化。

5. 【県外在住の方へ】オンライン+現地代行サポート

さんぜろ不動産では、県外在住の相続人向けに、「オンライン+現地代行」のハイブリッドサポートを提供しています。

  • 📞 初回相談:Zoom/電話で実施
  • 📸 現地調査:写真・動画で報告
  • 📝 書類手続き:郵送で完結
  • 🚗 立ち会い:業者との調整をすべて代行

「岡山に行けない」方も、安心してご相談ください。東京・大阪・福岡在住の方などからも多数ご依頼いただいています。

6. よくある質問(FAQ)

Q1. 解体費用は誰が負担するのですか?
A. 原則として売主(所有者)が負担します。ただし、以下の方法で負担を軽減できます。

  • 売却代金から差し引いて精算(さんぜろ不動産で資金計画をサポートします)
  • 岡山市の補助金を活用(上限50万円 ※条件あり)

Q2. 県外在住ですが、岡山に行かなくても売却できますか?
A. 可能です。Zoomや電子契約を活用し、一度も帰省せずに完結されたお客様も多数いらっしゃいます。

Q3. 「古家付き土地」として売る場合、解体費用は値引きされますか?
A. される可能性が高いです。買主は「解体費用200万円〜300万円」を見込んで、その分の値引きを要求するケースが一般的です。事前に解体すれば、そのリスクを回避できます。

Q4. 相続人が複数いる場合、全員の同意が必要ですか?
A. 売却には全員の同意が必要です。意見が割れている場合は、私たちが第三者として間に入り、客観的なデータ(査定額・維持費)を提示して調整をサポートします。

Q5. 今すぐ売却する予定はないのですが、相談できますか?
A. もちろん可能です。「いずれ売却するかもしれない」という段階での、現状のリスク診断や将来のシミュレーションも無料で行っています。

7. まとめ:まずは「無料診断」で現状を把握しよう

この記事では、以下の3点を解説しました。

  • ✅ 解体の判断基準:旧耐震・築25年以上・立地ミスマッチの3ケース
  • ✅ 放置リスク:5年で445万円の損失、固定資産税6倍の危険性
  • ✅ 最低限プラン vs 理想プラン:予算・時間別の行動指針

解体の決心がついたとしても、多くの人が次に直面するのが「家の中に残された大量の荷物」です。
実は、この片付けの手順を間違えると、数十万円単位で損をすることをご存知ですか?

次回は、解体前の最大のハードルである「不用品の片付けと親族トラブルの防ぎ方」について解説します。

▼ 次の記事を読む
【第2回】解体前の片付け「捨てるな」!不用品処分の鉄則 ➡

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  • ワンストップ対応: 解体・測量・不用品処分・税務相談まで一括サポート
  • 提携業者の質: 岡山で確かな実績を持つ、信頼できる業者のみと提携
  • 担当者の伴走力: 「感情」と「事実」を分けて考え、後悔しない選択をサポート

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